なかなか思う通りに行かない。でも楽しい!

当店をご利用になるお客様は
オイル交換をはじめ、足回り、エンジン補器類、等々
それこそ多岐にわたり、皆さん作業されています。ですが、そうそう毎回うまくいくわけにもいかず、どのクルマいじりでも
ボルトが固着して回らないなどはよくある話でそれを「落とし穴」と呼んでいます。そんなお客様におこった「落とし穴」事案をご紹介します。まずはアウディA5のケース。

外車乗り(ドイツ車)の方はもちろんご存知かと思いますが、

ホイールを止めるのに、国産車はハブ側からハブボルトが出ていて

それにホイールを引っかけてホイールナットを締めこんでいきます。

ドイツ車はハブ側にネジ穴しかありません。

ホイールボルトを締めこんでいきホイールをクルマに装着します。

構造の話はこれくらいにして・・・・・

A5のお客様は超高額のレイズボルクレーシングを履いているのですが、
ツライチにしたくてスペーサーを挟むことにしました。

当然、普通のボルトでは届かなくなりそうなので、
ロングボルトを16本用意しました。

A5は5穴ですから20本必要ですが、
それぞれ1個づつロックボルトを使用していたので

それを流用することにしました。

ところが、、、、、

ロックボルトは届かず、、、、

4穴だけでホイールを止めるだけでは危険なので

やむなくその日は断念。

後日ロングロックボルトを購入され

2週にまたがっての作業となりました。

 

 

 

次はジムニーのホイールのケース。

現在履いている純正ホイールはチューブレス用で重いので、
前モデルのチューブ用ホイールを購入され、
現在着いているチューブレスタイヤを
外してチューブ用ホイールに付け替える予定でした。

チューブタイヤは空気を入れるバルブが
チューブそのものについているので
ホイールにはついていません。

予約時に

「エアバルブ在庫ありますか?」
とお尋ねだったので

「ありますのでご安心ください」
とお返事させていただきました。

当日、さあ付けましょうと、
エアバルブをチューブ用ホイールに付けようとすると

『すぽん』

と抜けてしまいます。

なんと、チューブ用ホイールはチューブレスホイールに比べて

バルブ装着穴が若干広く作られているんです!!

今回のようにチューブ用ホイールをチューブレスとして使うというのは
レアケースなので、穴の大きさが違うことは
自分もお客様も知りませんでした。

この時も結局作業断念

後日、チューブ用ホイールに合うバルブを購入され、

やはり2週にまたがっての作業になりました。

 

 

 

 

次はランエボⅧのお客様
ブロントのドライブシャフトの交換です。
ヤフオクで落札した中古品と交換するべく
タイヤ、キャリパー周りを外したりして
固着しているドライブシャフトをバールを使って何とか引っこ抜き
さあ交換しましょう
と箱から出して比較してみると

なんか違う、、、、ナックル側が一回り小さい。。。。

ヤフオクの業者出品で、品番も合っていたので安心されてたそうですが
右前だけ、エボではない普通のランサー用が送られてきたようです。。。

仕方ないので、
外したドライブシャフトを清掃、グリスアップして元に戻す羽目に。。
それだけでかなりタイムロスしてしまいました。

 

 

 

 

 

 

皆さんお疲れさまでした!

でも、皆さんうまくいかなくても楽しそうなんですよね

失敗しても最後までやり遂げたときは達成感ありますよ~